宇宙トレックとす
とす2 ミスターカトーの苦悩

2003.8.9


宇宙。
それは人類に残された最後のフロ(以下略)。


「どうしたミスターカトー、元気が無いな。
コルドラジンでも投与してやろうか?あれは効くぞー」

「あ、ドクター…実は…」


「おい、チェコフ、知ってたか?ミスターカトーって、本当は日本人じゃないんだってな」

「えっ!ホントっすか?」


「しかし、君の出身は群馬県の…」

「高崎です。だるまで有名な。
母は埼玉県の春日部の出で、父とは職場結婚でした。
でも、でも、もうわからない。私には何がどうなっているのか。
ドクター、私は本当に日本人なんでしょうか?」


「落ち着きたまえ、ミスターカトー。
高崎といえばたしか駅弁にだるまの形をした…」

「だるま弁当があります」

「そうだ。中身は鶏、ごぼう、それから…」

「栗や玉こんにゃくも入ってますね。そしてご飯は茶めしです」

「そうそうそうだったな。そして食べ終ったあとの容器は…」

「貯金箱!! ハッ!」

「そうだよ、カトー。それだけだるま弁当に詳しいのは宇宙広しといえども日本人だけだ。君は間違いなく日本人だ」


「そうか。そうだったのか。僕は日本人なんだ。
僕は日本人だぞー!バンザーイ!
ハッ、バンザイも日本のものだぞっ。
ドクター、ありがとうございました。おかげで任務に集中できます」

「ん。何かあったらいつでも相談に乗るぞ」


「めんどくさいやつだ」

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